ソエで調教はお休み中ですが…
シトリンちゃんの様子を見に、またまた浦河のBTCへ行ってきました!
右前のソエが悪化して調教をお休みしているのですが、治療の状況その他、詳しいことを木村さんに聞いてきました。
腱には行っていないものの…
説明をちゃんと理解できたか自信がないのですが、ソエが骨瘤になっており、それが肥大すると腱に触れるおそれがあるため、足元が固まるまで調教をお休みする、という状況のようです。
休養期間がどれくらいになるのか検討もつかなかったのですが、ぼちぼち固まり始めているのか、「川崎の新馬戦には間に合いますよ」とのことでした。また「新馬戦は勝たせますよ!」と心強いコメントをいただけました。
まだ表情も幼く、旋回癖もあるので貧乏ゆすりをやめられない子どものようですが、一日一日、刻一刻と競走馬になっていきますね。
ソエの治療について
ソエの治療ですが、まず前回のブログでお伝えしたブリスター治療と焼烙治療を施してもらっています。足元はこんな感じになっています。
右前の四角い色違いの部分がブリスター治療痕、ポツポツになっているのがソエ焼き(焼烙治療)の痕のようです。痛々しいのですが、ソエが悪化すると大変なことになってしまうし、痛みを取ってやりたいので仕方ないですね。
チルドレンという薬物を用いた治療も併用
ブリスター治療と焼烙治療だけでなく、薬物の投与も行ってくれていました。チルドレン(ティルドレン、Tildren)という薬を静注しており、これで骨の破壊と再生のサイクル(新陳代謝)を整えているようです。
原理はよく理解できないのですが、骨を破壊する細胞を減らすことで、新陳代謝の際にどんどん骨を強くしていくという仕組みのようです。
10年ほど前に登場した薬で、一時は魔法の薬と呼ばれていたそうなのですが、お値段はそれほどでもありませんでした。
シトリンちゃんの陣中見舞いのあと、BTCの構内を見学させていただきました。渋谷区と同じくらいという広大な敷地と、気持ちのいい風。競馬場でソエが出るより、こっちて出てよかったのかもしれません。浦河のみなさんと環境に支えられて、シトリンちゃんの競走馬になる旅はまだまだ続きます!