馬主になるには日記

シトリンちゃん新馬戦で圧勝! 馬主も初出走初勝利!!

2019年11月23日

愛馬シトリンちゃんデビュー勝ち!

てんやわんやしておりまして報告遅くなりました。愛馬シトリンちゃん、2019年11月22日・川崎2Rの新馬戦で見事勝利しました!!!!

シトリンちゃん快勝

(※写真は馬仲間のくれあくさん撮影。感謝!)

このブログにもよく登場する、先輩馬主の谷口さんから嬉しいメッセージをいただきましたが、新馬戦は物に人に運にと、天地人が揃わないと勝てないものだそうてす。

本当にその通りだなと今ならわかります。そして、そのパーツの一つに「みなさんの熱烈な応援」があったことは間違いないと確信しています。愛される馬は強いんですね!

シトリンちゃんの新馬戦をふりかえる

レースを振り返ります。シトリンちゃんは発馬で少しバランスを崩しましたが、その後はすぐに持ち直し、そこから二の足を生かして前を叩いてハナを取りました!

新馬戦スタート

(※画像はNAR公式の中継から引用しました)

気になるのは大本命・単勝1.2倍だった社台のホワイトベリー。1枠1番なうえにスタートのうまい森泰斗騎手なので(まあスタート以外も全部うまいのですが)、この馬がまともに発馬していたら楽々先行されていたでしょう。

ところがホワイトベリーはゲートを出た瞬間に大きくまごついてしまい、競輪的に書くと5(43)2 1という絶好の展開になりました。社台に勝つにはこれしかないと思っていたので、1コーナー前でもう嬉しい悲鳴をあげてしまいました!

シトリンちゃん新馬戦初手

(※画像はNAR公式の中継から引用しました)

その後は楽な手応えでバックまで先行、1が追い上げてきたものの、5(341)2という番手3車アンコのような形になりました。

向こう正面

(※画像はNAR公式の中継から引用しました)

こうなると先行の後ろは苦しいです。シトリンちゃんと町田騎手も、相手を苦しい体勢のままハメ倒すため、抜かせないようギアを上げます。

まず一番しんどそうな位置のエースソフィアが脱落、そしてホワイトベリーも4番のケイエストビーを相手にして消耗したのか、4コーナー入口ではすでに脚色が衰えていたようです。直線に入ってからの追い比べは差が縮まるどころか広がってゆき、最後は5馬身差での圧勝となりました!!

感動のゴール!

(※画像はNAR公式の中継から引用しました)

後で知ったのですが、ホワイトベリーはスタートで暴れ、森騎手がステッキを落とすという幸運(オーナーのみなさんすいません。私も社台OW会員なので何卒ご勘弁を…涙)があったようです。VTRを見ると、確かに手で首をはたいて追っていますね。

手で馬をはたく森泰斗騎手

とはいえ勝ちタイムは1.32.6と新馬戦3鞍で最速、岡田総帥のエンすら上回ってだったので(あちらは楽勝でしたが)、もしムチを落とすアクシデントがなかったとしても、十分にシトリンちゃんは勝ち負けしていたと思います。

何はともあれ、吉田善哉さん以来の伝統の勝負服を背負った、募集価格600万円の社台の本命馬を倒したわけで、素直にシトリンちゃんをほめてあげたいです!

馬券的には単勝550円、三連単5350円と、5頭立ての新馬戦にしてはけっこうな高配当となりました。勝ち馬主の私ですら社台の馬が勝つと確信していて、記念の単勝1000円しか買っていない始末。周りから総ツッコミされました!

これは佐藤調教師・成瀬厩務員・町田騎手のチーム力、そして育成を担当していただいた浦河のナンバーナインホーストレーニングメソドの丁寧な仕事が、競馬のプロでも想像できないほどに素晴らしかったということです。佐藤厩舎もこれからどんどん繁盛して、厩舎の名前で馬券が売れていくようになるんでしょうね~!

新馬戦優勝の賞金と税金は?

お金についてもしっかり書くというのがこのブログの方針なので、ざっくりこの時点までの賞金と税金についても書いていきましょう。まず賞金からは調教師・騎手・厩務員への報酬で20%が引かれますから、

賞金270万円×馬主手取り0.8=216万円

となります。これに神奈川県馬主協会の2歳馬購入補助金100万円、市場取引馬なので補助金が20万円プラスとなり、収入はトータルで336万円となります。

手残216万円+補助金20万円+補助金100万円=336万円

ここから税金で30%取られるとすると手残りは235万円となります。関係者への報酬はむしろ増額してもよいと思っているくらいなので20%でも平気ですが、税金がきつい! きつすぎる! うひゃーー!!

※事業規模に到達していないので受取消費税の話は割愛します。

詳しい観戦記はSPA!の連載で

当日は馬主仲間や旅仲間、友人知人家族にと総勢30名ほどのシトリンちゃん応援団が出来ていました。本当に感謝です。

新馬戦当日のドラマは色々ありすぎて、とてもブログの観戦記としては書ききれないので、詳しくは同人誌やSPA!の連載でご紹介していこうと思います!

シトリンちゃんのローテーションはどうする?

戦後に佐藤博師と話したのですが、もともと足元の問題もあるし、馬体重も浦河にいた頃よりかなり減っているので、一度放牧に出そうと思っています。先輩の馬主さんにも、馬の成長を促すために時間を使ったほうがよいとアドバイスをいただきました。

新馬戦でこれだけの勝ち方をしてくれた馬なので、焦って使いつぶすよりは夢のある成長のしかたを狙いたいと思います。新馬戦で勝てていなければ馬主経済的に12月開催で続戦せざるを得ないので、新馬戦が運命の分かれ道というのは本当だなあと思います。

引き続き応援よろしくお願いします!

というわけで長々と書いてしまいましたが、シトリンちゃんのデビュー戦のご報告でした。復帰は1月以降になると思いますが、3歳戦を準主役級(もしかしたらそれ以上?)で戦える可能性が出てきたので、引き続き応援いただければと思います!

  • この記事を書いた人

田中(あらいちゅー)

2018年のサマーセールでサウスヴィグラスの牝馬を購入し、新馬→2走目と連勝し、1年間足踏みしたのち念願の3勝目を獲得。川崎と盛岡で共有馬主もしています。詳しい自己紹介は運営者情報からどうぞ。

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