シトリンちゃんが輸送で痩せた?
川崎を出発したシトリンちゃんですが、丸一日かけて輸送され、浦河のBTCに到着しました!
うーん、さすかに痩せましたかねえ。ちなみに川崎を出発する時はこんな感じでした。
馬体重はまだわからないのですが、顔つきだけ見ているとやっぱり痩せたように思います。お陰様で、浦河到着後はメシをモリモリ食べているようなので、遠からず馬体重も戻ってくれそうです。
輸送で馬体重が40kg減ることも?
シトリンちゃんを川崎に連れてくる時にも書きましたが、育成さんいわく、夏場の長距離輸送ではヘタすると馬体重が40kg落ちることもあるそうで、やはり輸送というのは馬にはキツいのだと思います。
JRA宮崎育成牧場のブログによると、育成馬4頭について入厩直後から3日間の馬体重の変化を調べると、平均で30kgほど増えていたそうです。ということは、その分輸送で減っていたんでしょうね。
そもそも論、運んだらなぜ馬体重が減るのかということですが、ストレスによる発汗もあれば、仙痛と粉塵発生の予防のため馬運車内で飼葉を与えなかったり、到着後に動き回ったりするのも要因にあるようです。
とはいえ、馬は排便一回でキロ単位で体重が減りますから、健康なときでも10kgくらいの増減はあっておかしくないのだとか。勉強になります。
輸送で馬体重が減るのは避けられない
急激な馬体重の変動は喜ばしいものではありませんから、みなさん輸送には細心の注意を払っているはずなのですが、それでも長距離を輸送すると大きく痩せるのは避けられないようです。
人間の長距離輸送だと機内食の食べすぎで太ってしまったりしますが、馬は大変ですね。美浦から関西の競馬場に輸送して20kg馬が痩せたという話も聞いたことがありますし、道営から東京競馬場に参戦したり、川崎から園田に参戦するのは、かなり凄いことなのだなと感じました。
さてシトリンちゃんに話が戻りますが、故郷の浦河に戻ってきたのがわかるのか、川崎にいる時と違って、一気に柔和な表情になりました。
お隣の馬房の子と遊んだりするのも昔と同じで、やはり帰ってきたというのがわかるんでしょうねえ。
前回のタフなレースと初黒星でメンタルが相当にカリカリきていたようなので、まずは故郷で美味しいものをたらふく食べて、落ちついたところでトレーニングに励んで欲しいと思います。秋に一皮むけたシトリンちゃんを見るのが楽しみです!